ラクトフェリンは歯槽膿漏に良い?

最近「ラクトフェリン」という名前を耳にすることも多いのではないでしょうか。


ラクトフェリンは母乳や粉ミルク、ヨーグルト、牛乳などに含まれている物質で鉄分と結合する性質を持ったたんぱく質です。


「ラクト」とは乳、「フェリン」とは鉄結合を意味しているため、このような呼び名が付いています。


最近ではサプリメントにも含まれているため、ラクトフェリンについて知識がある人も多いかと思います。


ではこのラクトフェリンが歯槽膿漏にも良いというのは本当なのでしょうか?


ラクトフェリンが歯槽膿漏に与える効果についてみていきたいと思います。


まず一つ目の効果として、ラクトフェリンには歯槽膿漏菌を不活性化させる働きがあります。


歯槽膿漏は毒素LPS(リポポリサッカライド)によって進行すると言われていますが、ラクトフェリンにはこの毒素LPS(リポポリサッカライド)と結合する性質があり、それによって無毒化させることができると言われています。


二つ目の効果として、ラクトフェリンは歯茎が悪化するのを抑える働きがあります。


先に述べた毒素LPS(リポポリサッカライド)があると歯茎にTNF-α(炎症性サイトカイン)と呼ばれるものが増加し歯槽膿漏の症状が悪化していきます。


ラクトフェリンは毒素LPSを不活性化させるだけでなく、このTNF-αを抑制し歯茎の状態を悪化させないようにする効果があります。


三つ目の効果として、ラクトフェリンは歯周ポケットから出る浸出液GCFを抑制する効果があります。


歯槽膿漏の症状が進むと歯周ポケットからは浸出液GCF(ベリオトロン)が出てきますが、ラクトフェリンはこの浸出液GCFを抑えると言われています。


四つ目の効果として、ラクトフェリンは歯茎に含まれるコラーゲンの合成を促進する働きがあります。


毒素LPSはコラーゲンの合成を抑制する因子であり、それによって歯槽膿漏の症状は悪化してしまいます。


ラクトフェリンには毒素LPSを無毒化する効果が期待できることから同時に歯茎の中のコラーゲンの生成が促進されるというわけです。


このような素晴らしい効果を持ったラクトフェリンですが実は私たちの唾液の中にも含まれています。


しかし歯槽膿漏になると血や膿が出てくることで唾液が粘性になり本来の役割を果たすことができなくなっているのです。


乳製品を積極的にとることもラクトフェリンを取り入れる有効は方法ではありますが、そのような場合はラクトフェリンが配合されたガムを噛むと効果的です。


最近ではDAY-UPというガムなど歯科用のガムも市販されています。


こうしたガムを噛めばラクトフェリンが長く口の中に留まるだけでなく唾液の分泌も盛んになります。

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